科目名 | 基礎力学T |
担当者 | 長田 哲夫 |
単位数 | 2単位 |
配当年次 | 1年 |
科目区分 | 必修 |
実地学期 | 前期 |
授業形態 | 講義 |
講義概要 | 物理学科を選んだ学生は素粒子論とか宇宙物理学とか、あるいは半導体物理学といった専門的な分野の勉強を夢見て入学したと思う。しかし、これらのどれを目指すにしても、基礎科目としての力学を抜きにして進むことはできない。さらに、力学の勉強は数学、とりわけベクトルと微積分を使わずに進めることはできない。本講義は「力のつり合い」から始まって「速度と加速度」、そして「力と運動」と展開してゆくが、それぞれの段階で力学の概念が数学的にどう表されるか、あるいは逆に数学が力学にどう使われているかに重点を置いて、代表的な力学現象を通じて進めて行く。 学習が「力と運動」まで進んでゆくと、それまでばらばらに見えたいろいろな力学現象が、つり合いの問題も運動の問題も、一つの方程式、すなわちニュートンの運動方程式に凝縮されることが解る。反対に、にいろいろな力学現象を扱うときの出発点がこの一つの方程式になっていることが解る。この辺の関係が理解できれば、いろいろな力学現象への応用が自由にできるはずである。 |
評価方法 | 中間で行う小テストまたはレポート課題、および期末テストの成績で評価する。出席は単位を与える条件である。 |
教科書・参考書等 | 参考書:甲木伸一 著『初等力学』 (裳華房) |
その他(履修条件、 履修上の注意事項) | 高等学校で微積分を履修してこなかった学生は「基礎物理数学T』(選択科目)を必ず履修してほしい。 |
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